聞こえる度に
「私オタクだから」「僕オタクですから」という言葉を最近よく耳にします。
時には自虐的に、時に誇らしく発せられる言葉に興味をそそられます。
というのも、自ら自分のことを「おたく」と発した記憶が無いからだと思います。
振り返ると学生時代、NBAのスター選手だったMichael Jordanの試合を
欠かさずVHSに録画し、そのVHSが擦り切れる程何回も見直した挙句
サークルの先輩、後輩と朝まで語り合ったり、サーフィンできる波を求め
山口の土井が浜、角島、長崎の野母岬、宮崎の小倉が浜まで
盲目に突っ走ったりと、自分の中で「おたく」に該当する要素は
ふんだんにあると思います。
ただ、そういう自分に対し、「好きこそ物の上手なれ」という言葉が
いつも頭に浮かび、「オタクダカラ」という言葉は浮かんだことありませんでした。
だから最近聞こえる「オタク」という言葉が自分には新鮮です。
最近「オタクだから」と耳にする時、ちょこっと「俺も言ってみてー」
って心の中で叫んでます。